9

(UEFI環境 編)Microsoft Windows10 と Ubuntu 14.04 LTS とのデュアルブート環境の構築

Step:1 はじめに

今回は、「Microsoft Windows 10 Technical Preview をインストールしてみた」に引き続き、EFIブート環境でMicrosoftWindows10TP のインストールしてあるPCに、Ubuntuをインストールしデュアルブート(マルチブート)できるように設定してみたいと思います。
とはいってもインストーラーをEFI環境でブートさせてインストールする以外は、LegacyBIOS環境とほとんど変わりません。
なお、Windows7 や Windows8 でのデュアルブートもあまり変わるところはないと思いますが、標準の Windows7 のインストーラーは UEFI ブートに対応していませんので、インストール用のUSBメモリを作成する必要があります。

インストールメディアの用意

Ubuntu の入手についてを参照。
http://www.abten.net/2015/05/312/

インストールする Ubuntu のディストリビューションは、14.04 LTS 日本語Remix amd64 を選択しました。15.04 の方が最新ですが、14.04 の方が安定していますし、サポート期間が長くなっています。
ちなみに、LTS は Long Term Support の頭文字をとったものです。
リリース時期とサポート期間のタイムラインは、Wikipedia のチャートが見やすいです。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/timeline/5df53f33cef26308cffe508067099e71.png

検証には、ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso をダウンロードして使いました。

Step:2 インストール領域の確保

まず、Ubuntu をインストールするための領域を確保します。

スタートメニューを右クリックして「コントロールパネル」を選択。「システムとセキュリティ」>「管理ツール」と開き、「コンピュータの管理」を右クリックして「管理者として実行」する。
Ubuntu14InstPre01 Ubuntu14InstPre02

Ubuntu14InstPre03 Ubuntu14InstPre04

「ディスクの管理」から領域を確保したいパーティションを選択して、右クリック「ボリュームの縮小」をクリックする。

Ubuntu14InstPre05 Ubuntu14InstPre06

適当に縮小して空き領域を確保。このとき最低限7GB程度は確保してください。

Ubuntu14InstPre07 Ubuntu14InstPre08

未割り当て領域が確保できたら、再起動します。

Ubuntu14InstPre09

Step:3 Ubuntu のインストール

ubuntu-ja-14.04-desktop-amd64.iso を挿入して、Boot Manager からCDROM Drive を選択し起動します。grub ブートローダー画面が表示されたら、今回は”Try Ubuntu with out installing”を選択しましょう。

Ubuntu14Inst01 Ubuntu14Inst02

Ubuntuが起動を始めますが、ロゴが表示されて全く動かないときは、ESC キーを押してみると、現在の状態が表示されます。

Ubuntu14Inst03 Ubuntu14Inst04

デスクトップ画面が表示されたら左上の”Ubuntu 14.04 LTS のインストール”クリックしてインストーラーを起動します。必要に応じて”gparted”などを起動して、パーティションの状況を確認します。

Ubuntu14Inst05 Ubuntu14Inst06

Ubuntu14Inst07 Ubuntu14Inst08

ハードディスクにインストールされている内容に応じて、メニュー項目が変わります。右下の「インストール」を押してしまうと、いきなりパーティションの書き換えを行いインストールが始まってしまいます。必ず「それ以外」を選択して「続ける」をクリックします。

Ubuntu14Inst09 Ubuntu14Inst10

パーティションを作成していきます。

Ubuntu14Inst11 Ubuntu14Inst12

マウントポイント 利用方法
/boot ext4 ブートローダーのインストール場所
/ ext4 OSのインストール場所
linux-swap スワップ領域 割り当てメモリにもよりますがなくても大丈夫です。

NTFS や FAT32 の領域を選択してChange をクリック、マウントポイントを”/windows”などと入力しておくと便利です。

Ubuntu14Inst13 Ubuntu14Inst14

Ubuntu14Inst15 Ubuntu14Inst16

ブートローダーのインストール場所として、先ほど”/boot”をマウントポイントとして作成した”/dev/sda5″を選択しましょう。

Ubuntu14Inst17 Ubuntu14Inst18

インストールをクリックし、ロケールやキーボードを選択します。

Ubuntu14Inst19 Ubuntu14Inst20

管理用のアカウントを作成します。後で設定は変えられるので、適当に入力しておきます。

Ubuntu14Inst21 Ubuntu14Inst22

Ubuntu14Inst23

再起動します。最後に”ENTER”を押さないと再起動しません。

Ubuntu14Inst24 Ubuntu14Inst25

Step:4 ブートマネージャーの設定

Step:3 まででインストール作業は完了です。
再起動するとデフォルトで Ubuntu が起動すると思いますので、Windows が起動するように設定します。
BM01 BM02

BM03 BM04

BM05 BM06

BM07 BM08

BM09 BM10

BM11

Ubuntu を起動したいときは、BootManager を開いて”ubuntu” を選択すると起動できます。

また、Windows10のブートメニューへの追加は今回行いませんでした。EFI環境の特性から考えて、わざわざWindows10のブートローダを読み込んでからUbuntuを選択して起動するのは、(EFIにそもそもブートマネージャーの機能がありますので)起動に時間もかかるし迂路だからです。もっとも、Windows10 のブートローダーで起動デバイスを選択すれば Ubuntu を起動することもできます。

次回は「Microsoft Windows10 と Ubuntu 14.04 LTS とのデュアルブート環境の構築 (Legacy環境 編)」記事を書きたいと思います。

abten

9 Comments

  1. 画像付きの詳細な説明大変助かりました。
    ありがとうございます。

    • コメントありがとうございます。
      これからも皆さまのお役にたてるよう、細々ではありますが、記事を書いて行きたいと思います。

        • コメントありがとうございます。
          言葉が足りずに申し訳ありません。
          vmやhyper-vなどの場合、isoファイルを直接ブータブルディスクとして挿入設定できるのですが、物理pcの場合は一度ディスクに焼くなどしてdvdドライブにセットする必要があります。

  2. はじめまして。
    Windows10のブートメニューへの追加はどうやればいいのでしょうか。
    Legacyのやり方でできますか。

    • あっ、すいません。
      サーバの引っ越しでバタバタしておりまして、勘違いして返信しました。
      同じくbcdeditを使って登録できると思いますが、手もとに環境がなく検証できません。
      この場合、UbuntuもUEFI環境でインストールされていますので、ブートセクタを書き出して読み込ませるのではなく、ブートデバイスを指定するような登録の仕方になると思います。

      • 有り難うございます。
        例えばですが、bcdedit /create /d “Ubuntu14.04LTS” /device
        のような感じでしょうか。
        あまり詳しくないもので…

        • まずは、そのようにして作成していくと思います。
          しかしながら、その先のパラメータをどのようにすれば良いかは、分かりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。